分娩入院終了のおしらせ

2024.03.04

ご挨拶

この度、諸般の事情により、医療法人岩国病院の分娩入院を今年6月末をもちまして中止することになりました。
いつの間にか、私の産科医療も開業してより52年、インターンの時から数えれば、60年以上の長きにわたりました。
父 庄司忠の後を継ぎ1万3000人余りの「岩国の赤ちゃん」の誕生に立ち合わせていただきました。有難うございました。

昨近の産婦人科医療の環境は必ずしも良好ではありませんで出生数の減少もあり採算性が悪化してまいりました。産科医療を志す後輩のためにも産科医療機関をめぐる経済状況が改善することを祈願するものです。
全国的に見ても、少子化はたいへん大きな問題です。この少子化改善の尖兵の役割を担う産婦人科医が働きやすい職場をつくり、妊婦さんがアクセスしやすい「生む場」をつくらねばなりません。

幸いにも元気ではありますので、暫くは検診業務を中心とした外来治療を継続します。どうぞご利用をお願い申し上げます。
産科入院については6月予定のかたのお産が終わり次第終了とさせていただきます。

本当に長い間のご支援、有難うございました。

2024年3月
医療法人岩国病院
院長 庄司 孝