赤ワインは老化予防に効果あり!?
2026.01.22 健康とお酒の関係の話とくれば、「聞きたくなーい」とお酒のみならばだれもが耳をふさぐのでは。でも、これは、お酒が健康に役立つという嬉しいほうのお話。
「糖化」という言葉は聞いたことがありますか? 体内で余分な糖がタンパク質と結びつき、「AGEs」という物質に姿を変えてしまうこと、それが「糖化」です。AGEs が増えると、シワ・たるみなどの肌の老化、血管の硬化、生活習慣病のリスク増加などにつながるとされています。つまり、アンチエイジングの敵が「糖化」であり、AGEs だというわけですね。
悲しいことに、お酒はこの「糖化」を推し進めてしまいます。でも、がっかりするのはまだ早いですよ。なんと、お酒でもワインだけには、この「糖化」をおさえる働きがあることが研究からわかったのです!! 試験管内でAGEsを人工的に作るときにワインを加えるという実験をしたところ、白ワインの場合は通常の30%ほどしかAGEsが作られず、赤ワインでは驚くことに通常の10%以下にまで生成率が下がったのです。つまり、ワインには「糖化」を抑える抗糖化作用があることが科学的に確かめられたというわけです。このことは人を対象にした調査でも裏づけられました。
研究者はポリフェノールが一因であるのは確かだとしていますが、ワインの銘柄によって抗糖化作用の強さに違いがあることから、他の未知の要因があるに違いないと、研究がいまも進められています。
だからといって、ワインをがぶ飲みしては明らかに逆効果。最適な量は1日グラス1杯(125 mL)だそうです。赤ワインの晩酌でアンチエイジングができるなんて、ちょっと嬉しいですね。
(参考文献:『ワインの新たな健康機能「抗糖化作用」を用いたエイジングケア習慣〈株式会社モトックス マーケティング部 田邉貴昭/同志社女子大学 薬学部医療薬学科 臨床薬学教育研究センター 杉浦伸一〉』/『食と医療』29号 講談社)